この記事をご覧になっているということはポストマンシューズの購入を考えていますね?
そして、実はポストマンが「ダサい」と言われないかと不安なのではないでしょうか。
安心してください。
ポストマンシューズはダサいです。
「世間では評価が高いみたいだけど、なんだろ。実際に見てみるといまいちピンとこないんだよね。」
そう思ったあなた。正解です。
今回はポストマンがダサい理由を紹介するので必ず最後まで御覧ください。
なぜ「ダサい」といわれるのか納得いただけるはずです。
ポストマンシューズのダサさが伝わる画像。
まずは新品のポストマンシューズの画像をご覧ください。
念のために断っておきますが、画像はすべて私物のポストマンです。
どうでしょう。カッコいいですかこれ?
革はマットでもなく、艶があるわけでもなく中途半端な光沢感。
そしてその革はガッチガチに硬い。
お世辞にも高級靴ではありません。
上から見るとなんだかコッペパンみたいですよね。
靴に興味のない人からしたら、GUの靴とたいして変わりません。
ちなみに横から見るとどうでしょう?
靴は横から見たシルエットも重要です。
はい、ださい。
何でしょう。本当に不細工。
シルエットがボッテリとしていてレザーシューズにあるはずの「独特の色気」が感じられません。
「ポストマンシューズはワークシューズなんだからしょうがないだろ!!」
と言われればそれまでなんですが、それにしても見ていてワクワクもドキドキもしない靴ですよね。
くびれも無いし。
これで税込み38,500円です。(価格改定があり、2023年現在で42,350円になっています)
ダサいポストマン。実際に履いてみるとどうなるか。
せっかく購入したものなのでもちろん履いてみます。
単体ではカッコ悪いけど、「履いてみると実はカッコいい靴」ってのが世の中にはあるんですよね。
一縷の望みをもって履いてみます。
どうでしょうか。
はい、ださい。
黒のスキニーなら合うんじゃないかと思って「スキニー×ポストマン」にしたところもなんかダサいです。
まぁ、これは私のせいなんですけどね。組み合わせのダサさはレッドウイングの責任ではありません。
「ポストマン」はそもそも郵便配達員のユニフォーム
そもそもポストマンシューズと言えば、その名の通り「郵便配達員(postman)の為の靴(シューズ)」
実用性重視で、見た目重視の靴ではありません。
フラットなソールを見れば一目瞭然。ドレスシューズでこんなソールが採用されるなんてありえません。
滑りにくさと、クッション性を重視したがゆえに採用されたソール。
だから実用性に関してはピカイチです。
出張にはこの靴と決めています。
こんなにダサいのに支持される「ポストマン」の不思議
ここまでレッドウイングに怒られるんじゃないかとヒヤヒヤしながらポストマンのダサさを語ってきました。
でも、そう言いたくなるくらい色気がない靴なんですよね。
なのになんでこんなにも支持されているのか。
不思議にもなりますよね。なのでその理由を探ってみます。
ポストマン。実はめちゃくちゃ履きやすい。
これは実際に履いてみて思う事ですが、ポストマンはめちゃくちゃ履きやすいです。
非常に履きやすい。この靴を手に入れからというもの、革靴が必要な出張時は間違いなくこの靴を履きます。
新品時のまだ革が馴染んでいないときは、歩くのも辛いくらいの痛みがありました。
ですが、時間をかけて馴染ませていくと、包み込まれるような安心感が出てきます。
クッションソールは革靴特有の「ガツガツ」とした硬い感触ではなく、衝撃を抑えてくれる柔らかいソール。
履き心地は、見た目からは想像できないほどいい靴です。
履き始めから足に馴染むまでの詳細はこちらまで。
ポストマンはケアが楽。
ポストマンの革(ブラックシャパラル)はいわゆるガラスレザー。
革が分厚いコーティングに覆われているので耐久性、耐水性に優れています。
つまり、お手入れも非常に楽な革だという事。
普段はブラッシングのみ。それだけでも不思議と徐々に光沢が出てきます。面白い靴です。
雨への強さは外回りのサラリーマンにとっては外せない条件。
下の画像のような、ズボンの裾がぐしょぐしょになってしまうような雨の日でも、水がしみ込んではきませんでした。
タフで手入れが楽なのも支持される理由の一つ。
3か月の履きこみで表情が劇的に変わった・・・。
3か月間ポストマン履き続けると、表情が劇的にかわりました。
ガラスレザーなのにこんなに変わるの?ってくらい変わります。
購入当初はあんなにノッペリとした無表情な靴だったのに、今ではこんなに精悍な顔つきに。
シワが深く刻まれ、どんどんと色気が出てきました。
ここまでくると、「あれ?最初のダサい感じがちょっとないかも・・・。」
となってきます。
ポストマンの支持される一番の理由はここ。
新品時と履きこんでからの表情がまるで違います。
「靴を育てる」ことが実感できる楽しい靴です。
【まとめ】ポストマンがダサいのは新品時。その後についてはあなた次第。
ポストマンはダサいんです。新品の時は。
ガチガチで無表情な革。なにより色気がない。
ですが、手元に来てからは履きこむことで驚くほどの成長を遂げます。
革は柔らかく馴染み、ポストマン特有の深い履きジワが現れます。
こうなった時にはこの靴の虜。
逆に言うと、履かなければダサいまま。
ポストマンが欲しくなってしまった方、サイズ選びにはお気をつけて。
間違えると地獄です。
サイズ感についてはこちらから。