家を買う際にマンションを買うのか、戸建てを買うのか。
それが問題。
私は散々マンションを内見した挙句、
最終的には「戸建て」の購入を決断するに至りました。
最終的な決め手となったのはお金でした。
マンション VS 戸建て
私は産まれた時から大学に入学するまでは、とある地方で戸建てに住んでいました。
対して妻は幼少期から首都圏内でのマンション住まい。
現在首都圏内に住んでいる私たちは、
今後マンションで生活をすることになるであろう。と、漠然と思っていました。
理由は
首都圏で戸建てなんて高額すぎて無理。
そう思っていたからです。
物件価格はやはり「戸建て」の方がお高め
立地、築年数を同一とした場合、
物件の価格は戸建ての方が高額となることがほとんどです。
戸建ての方が高額なのに、我々とどろ一家が
お金を理由に戸建てを選択した理由をご紹介していきます。
修繕積立金、管理費、駐車場代の負担 (おおよそ4万円)
一番の理由はこの
- 修繕積立金(共用部分の大規模修繕にかかるコストを積立)
- 管理費 (マンション共用部の維持にかかるコストを住民で折半)
- 駐車場代 (車が必要であれば)
をそこに住み続ける限り負担する必要があるという事です。
月々のローン返済に加え、上記3つのコストが降りかかってくることになります。
我々夫婦が希望していた立地での上記3つの平均合計額は約4万円。
(おおまかな内訳:修繕積立金 1万5千円、管理費 1万円、駐車場代 1万3000円)
月々のローンの返済額に加え、更にこの4万円の出費が続く事になります。
3000万円のマンションを35年ローンで購入した場合の例
(諸費用は除きます。計算がしやすいように金利は固定1.0%とします)
条件を、
物件3000万円+35年ローン+ローン金利1.0%(固定)
とした場合
月々のローン返済金額は約8.5万円となります。
この金額に先ほどの管理費etcの4万円が上乗せになる為、
月々の支払い合計は12万5千円
となります。
かなりのインパクトですよね!
※因みに、この修繕積立金、管理費、駐車場代はローンが完済したところで、
そこに住み続ける限り支払いが必要なため、支払い額が0円になることはありません。(駐車場代は除く)
80歳までそこで生活をするとして、管理費等の合計金額は・・
仮に現在35歳として、80歳までそこで生活したとすると、
(修繕積立金+管理費+駐車場代)×12カ月×45年
の計算になるので、
先ほどの合計金額4万円で計算すると、その合計なんと
2,160万円!!
この金額、怖くないですか?
地域が違えば、マンションをもう一部屋買うことができる金額です。
3000万円の物件が、支払総額で計算すると驚愕の金額に・・・。
様々な条件を簡素化した、大まかな金額では有りますが、
3000万円のマンションを購入して最終的に支払う総額は
3000万円(物件)+557万円(ローン金利)+2160万円(管理費・・etc)
で、なんと
5717万円
になります。
(管理費、修繕積立金共に建物が古くなれば古くなるほど値上げのリスクもあります)
ここに更に毎年の固定資産税もかかってきます。
マンション購入のメリットは無いのか??
ここまで書くと、マンションの購入は金額面でデメリットだらけのようにも見えてしまいますが、
一概にそうとは言い切れません。
- オートロックやコミュニティでのセキュリティー面
- 立地や剛健さによるリセールのしやすさ
- 鉄骨であれば地震、台風などの防災面でも安心
等々、サービスの良さはやはりマンションに分があるのは間違いありません。
戸建ての場合は、
- 修繕費は個人で積み立てる必要がある。
- 町内会でのごみ問題
- マンションに比べると、防犯面では不安
とマンションに劣る部分も沢山出てきます。
どちらをどう選ぶかは、何を重視するかによる。
マンションを購入するにしても、戸建てを購入するにしても、
最終的にはそのライフスタイルにどう合わせるかが大事になってくるかと思います。
我々夫婦が戸建てを選択したのは、
- 金銭面
- 上下階に気を使う必要が無い
- 平坦な土地なので駅近くの土地で有る必要が無い
- 資産としての価値
から総合的に判断して戸建てを選択しました。
どちらにしても、販売価格だけを見て選択すると、
非常に勿体ない選択をしてしまう可能性が有ります。
マンションか戸建てかを悩んでいる方のちょっとした参考になれば幸いです。