「ルーフバルコニーを設置して、3階にお風呂を置きたい」
我が家が注文住宅をお願いした理由です。
建売で「間取り、立地、金額」すべてのバランスが取れている物件は探しきれませんでした。
注文住宅は家を建て始めるまでがとにかく長い。打ち合わせに次ぐ打ち合わせ。
何度「勝手に全部決めてくれ」と思ったことか。
それでも実際に住んでみて妥協をせずに希望を伝えきったことが正解だったとしみじみ思っています。
狭小物件ほど注文住宅がおすすめ?
小さな土地を最大限に活かすためには、そこにすむ家族の生活スタイルを反映させる必要があります。
土地を無駄に使うスペースなんてないですから。
特に
- 生活導線
- 収納
この2つに関しては、おのおのの家族によって必要になるものが変わってきます。
今回、15坪に家族3人で住むための家を建てた私の家を例に、あってよかった注文住宅ならではの設備をご紹介します。
狭小住宅にあってよかった快適設備
注文住宅ならではのつけてよかった設備。
おそらく建売物件では狭い面積(15坪)の中にこれらの設備はなかなかつけられないのではないでしょうか。
シューズクローゼット
靴好きとしては必ず欲しいのがシューズクローゼット。
ですが、首都圏の建売やマンションでシューズクローゼットが備え付けられている物件は予算の都合上、探すのが困難。
希望の立地ではどうしても狭い物件が多い為です。
そんななか夫婦そろってどうしても欲しかったのがシューズクローゼット。
注文住宅なら限られた面積(15坪)の中でも
場所を確保することが可能。
ほとんど使うことがないであろう1Fのサービスルームを物置とわり切ってせまくし、そこにシューズクローゼットを配置。
もちろん靴だけでなく、
- コート
- キャップ
- スーツケース
- 外遊び用の道具
- 電動自転車の充電器
などの外で使うものを玄関に置いておくことができます。
家の中の収納スペースを無駄に使うことがありません。
屋外で使うものはできるだけ家に運び込みたくないですからね。この設備は衛生面でも役立っています。
ルーフバルコニー
狭い面積の中でも居住空間を最大限に活かすためにベランダはつけない。
ベランダの活用って案外難しいですしね。
その代わりに欲しかったのがルーフバルコニー。
洗濯物を天日干しするためにどうしても欲しかった設備。住宅街であれば、周囲の環境に左右されることなく日当たりは確保。また、周囲の目線を気にすることなく洗濯ものを干すことができます。
洗濯物用の設備を想定して設置したルーフバルコニーとしては非常に小さい(約3畳)モノですが、春から秋にかけては
- ピクニック気分でご飯
- 夏の夕涼みでビール
- ごろ寝
- PC作業
などと第2のリビングとしても活用中。
これだけの広さ(約3畳)でも家族3人なら十分楽しむことができます。
浴室、洗濯機を3階に設置
生活導線が劇的に効率化。
風呂場、洗濯機置き場を3階に配置することで家全体の使い勝手が向上しました。
洗濯物を干すためにルーフバルコニーを設置することは決まっていたので、「洗う→干す」の導線上、強制的に浴室と洗濯機は3階に設置。
これが成功。
建売だとお風呂はおおむね1階に設置されています。
お風呂を3階に設置するには長期的な目線ではリスクが伴います。以下の点は施工会社に必ず確認しましょう。
- 水圧の問題
- 漏水の問題
- 構造の問題
通常お風呂が設置されている1階のスペースをほぼ物置にしてしまうことで、生活スペースを2階と3階に集約。
これにより3階建てのデメリットである「1階~3階の上り下り」が激減します。
家事の負担が軽減されています。
パントリー
あってよかったパントリー!
妻の希望でキッチン横に配置した1畳ほどの小さなパントリー。
たった1畳ですが壁面すべてが収納棚。その収納力は想像以上。
コードレス掃除機も隠しながら収納できるのがうれしいところ。
普段は死角に隠れていても、使いたい時にはすぐに取り出せます。「掃除機をかける」という概念が変わるほど便利。
- 食料のストック
- かさばるティッシュ
- コードレス掃除機
- 除菌用アルコール
などのできれば外に出しておきたくない日用品をまとめて収納。
リビングからは死角になっているのでリビングスペースに居る時などは目に入りません。
使いたいときにすぐに手に取れる。狭小住宅の「移動範囲が狭い」というメリットを最大限に活かすのであればリビングスペースにパントリーの設置は有効です。
生活を効率化する間取り
今回ご紹介した間取りや設備は、
我が家だからこそ有効だったのかもしれません。家族構成やスタイル、立地や土地の形によって間取りは最適化される必要があります。
注文住宅はすべてを自分たちで決めなければいけないという時間的、精神的な手間がある反面、生活スタイルに合わせて無駄なく土地を生かすことができるという最高のメリットがついてきます。
ご自分の意見と設計のプロである設計士さんの意見をすり合わせて未来の自分を想像しながら一歩ずつ入居に向けて進んでいきましょう。
間取りの予習は必須
設計士さんとの打ち合わせは数回にわたります。
毎回の打ち合わせでの決定事項が多く、打ち合わせのたびに疲れ果ててしまうかもしれません。
私は途中で投げ出しそうになりました・・・。
ですが打ち合わせは今後の住まいの環境を変える大事な場。職場のミーティングとはわけが違います。
そこでの決定が自分の将来を左右するわけですからね!
なので、
- 理想の家
- 理想の導線
- 理想の収納
等、家の肝となる部分はあらかじめイメージしておきましょう。
無料で間取りのプランを作ってくれるサービスもあるので、頭の中のイメージを現実に落とし込みながら理想の住まいを作っていきましょう!