suede90681ってなんでこんなに値段が違うの?
インラインのスエードと比べてみても遠目から見ると、実はそんなに変わりません。
puma suede classic
なのになぜ敢えてこちらを購入したのか。
ちゃんとワケが有るんです。
puma suede 90681
まずこの「90681」とは何?という事から。
1970年代後半~1980年代前半にかけてユーゴスラビアで製造されていたこの靴。
今となってはpumaのブランドアイコンとなっているsuede(スエード)
ですが、発売当時のその頃、まだそのsuedeという名前は無く、
型番の「90681」で呼ばれていました。
2018年の50周年を迎えたその年に、
アニバーサリーモデルとしてその当時の「90681」を忠実に再現し、
発売されたのが「suede 90681」となります。
現行品と決定的に違う点。(内張り)
決定的に違うのはその「素材」。
現行のsuedeの内張りには化繊が使用されています。
また2010年頃までは合皮が使用されていたように思います。
では「90681」はどうか?
そうなんです。
REAL LEATHERです。
これを待っていたんです。
ずっとずっとずっと。
その理由は後述します。
形は現行品に比べスッキリシェイプ
当時の物を忠実に再現したこちらはシュッっとスマート。
かなり細身です。
どちらが良いかは好みが分かれるところだと思います。
昔なら、29cm位(ジャストは27.5cm)の物を買って、
紐でギュっと締め上げてほそーく履くところですが、
今は敢えて不細工に履きたいので27.5cmのまま、
(インソールはUK表記の為8.5ですが、日本サイズでは27.5cmとなります)
紐はちょっと緩めで履いています。
なので紐もファットシューレース。最近あんまり売ってないのでなかなか見つかりませんでした。
紐をゆるめてると細身に見えないですね・・・。
でもこの履き方だと
現行品の方が・・合う?
と、少しだけ思っています。
が、良いんです。好きだから。
サイズ感
私の足は甲高幅広(実寸 足長25.5cm×足囲25cm)
こちらは27.5cmで着用しています。
因みにですが
- ギューっと締め上げてスリムに履きたい方 1.5サイズ以上 アップ
- 普通に履きたい方 通常サイズ~ハーフサイズアップ
が良いと思います。
かなり細身です。
参考までに私が良く履いている他のスニーカーのサイズをご紹介します。
- adidas campus 80’s 28.0cm (ハーフサイズアップで着用)
- adidas superstar (2004年製?) 28.0cm(1サイズアップで着用)
- superstar80’s vintage DLX 28.0cm(1サイズアップで着用)
- adidas スタンスミスCF 27.5cm(ハーフサイズアップで着用)
- VANS SLIP-ON 27.5cm (ピッタリ)
- VANS オーセンティック 27cm(ピッタリ)
- NIKE AIRMAX1 27.5cm (ピッタリ)
- NIKE CORTEZ 27.5cm (ピッタリ)
- newbalance M1400 27.0cm(ピッタリ)
私が履いている靴の詳しいサイズ感はこちらです。
合皮にはガッカリさせられたから・・・。
さて先ほど申し上げた、私が本革の内張りスエードを心待ちにしていた理由です。
suedeは高校生の頃に黒×緑をワゴンセールで買って以来、
一時期を除いて履きつぶしては買ってを繰り返し、
必ず下駄箱の中に居座るレギュラー候補でした。
ですが、
ある時を境に手持ちのsuedeの内張りがボロボロと剥がれるようになってしまったのです。
それも3足。
ほぼ同時に。いわゆる加水分解です。
内張りが合皮だったんですね。
気に入っていただけに本当にショック。
保有期間はおおよそ6~7年。
スニーカーなんて本来、そんなに長く使うことを想定して作っているわけではないので、
しょうがないと言えばしょうがないのですが、
やっぱりガッカリしてしまいます。
それからという物、少し距離を置く関係となってしまいました。
なので、気に入ったカラーリングの物が発売されても、
どうせアレでしょ?合皮でしょ?
となって全く食指が動かなかったんです。
そんな悩みから遂に開放!
内張りがレザーになったことで、
経年劣化でボロボロと剥がれ落ちるような心配はようやくなくなりました。
ソールの加水分解の心配がないモデルなので、
大事に履けば本当は長持ちしてくれるスニーカーのはずなんですよね。
それが内張りの問題で、6~7年で処分せざるを得ないなんて本当にもったいない。
内張りをレザーで処理している90681であれば、そんな悩みから遂に開放されるわけです。
今後15年はいけると信じています。
勝手にですが。
まだこれもカラーによっては市場に残っているようです。
(※2021年1月追記 また出ますね!狙っていた方はチャンスです)
新品もカッコいいですが、履き込んでちょっとスエードがヤレ出した頃に
更に存在感を出してくる稀有なヤツです。
単に汚いのはカッコ悪いですが。
手入れをしながら少しづつ育てるのが楽しいスニーカー。
レアスニ争奪戦にちょっと疲れた方。
こういうのも是非もう1度見直してあげて下さい。
スエード靴の防水スプレーはこれ。シミは大敵です。
スエードはカラー毎に専用ブラシを持つことをお勧めします。
濃い色のスエードと薄い色のスエードは必ず分けて使いましょう。
同じものを使うと色移りする可能性が有ります。
とどろの靴歴史はこちら↓