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体験談:物件選びで失敗しないために必要な事前準備。確認事項。

狭小3階建ての生活
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住宅を購入する際に、どこから決めていけばいいのか。どこを重視するのか。

実は曖昧だったりしますよね。

漠然と住宅が欲しいからといって、

とりあえず「不動産屋さんに行って、色々聞いてみよう!」

という考えは住宅購入の遠回りの素。

先ず、

  • 予算
  • 立地
  • 物件の条件
  • 引っ越しの時期

上記は最低限確認したうえで不動産屋さんに行きましょう。

また、希望条件は遠慮なくお伝えしましょう

これをすることで、

とにかく時間のかかる不動産屋さんとの打ち合わせが話が「グッ」と早くなります。

逆にこれをしないと、

「あの物件良いな。」

「あっこれも捨てがたい。」

「こっちにもこんなのが有る」

「ちょっと地域をずらしたら、もっと良い物件があるんじゃない?」

「むしろ県を変えてみる?」

と延々と物件沼にはまってしまう可能性が有ります。

こうなると営業さんも的を絞ることが出来ず、

最終的にはお手上げになってしまい、良い物件に巡り合うチャンスを逃す事となります。

今回ご紹介するのは、正にそんな沼にはまり込んでしまった私達夫婦の失敗談です。

長文になります。住宅選びで遠回りをしない為に、

お時間の有る方は是非お付き合いください。

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物件購入の申込まで行い、土壇場でキャンセルしたお話。

最終的には戸建てを購入することとなりましたが、

実はその決断を下す前に、一度、物件購入の申込まで行い、

契約の寸前までいった中古マンションがありました。

契約日の前日に土壇場でキャンセルした私達。

購入申し込み後のキャンセルは、それまでの自分たちの時間が無駄になるうえに、

それに関係する多方面の方にも多大なご迷惑をかけてしまいます。

中古マンションの購入申込をしたのに、最終的には戸建てを購入することになった私達。

どれだけ事前の準備が不足していたのか。言うまでもありません。

詳しくはこちら

物件購入の申し込みとは?

物件購入の申し込みとは、

「私たちがこの物件を買いますよ」

という意思を正式に示す手続きです。

他の買い手にその物件を取られないように、

「我々が購入しますよ」という予約を入れ、

優先的な個別交渉を求める物でもあります。

とどろ
とどろ

とにかく売買契約締結の一歩前段階です。

物件「マンション」の購入申し込みまでの長い道のり。

住宅購入を検討し始めてから、

20軒、30軒と物件の内見を進めてきた我々とどろ一家。

その期間およそ半年。

あっちを見ても、こっちを見てもどうにも引っかかるものが無い。

漠然と

とどろ
とどろ

なんかいい物件無いかな??

と呑気に内見を繰り返していたからだと思います。

ただ、一生懸命に頑張ってくれている営業さんにもそろそろ

とどろ
とどろ

申し訳ないな・・・。

と思っていたことも事実。

その営業さんも、

私はいつまでもお付き合いします。

ただ、できるだけ具体的な条件を提示してもらえるとありがたいです。

と、おっしゃっていたので、

営業をかけてもかけても煮え切らない私たちに、

糠に釘を打っているような気分になっていたのだと思います。

我々夫婦もどれだけ物件を見ても決められない現状に嫌気がさし始め、

とどろ
とどろ

いい加減決めてしまいたいな。。

と思っていた頃でした。

送られてきたメールには希望条件にぴったりの物件が・・。

具体的な条件はしっかりとは決まっていないものの、

漠然と、

  • 駅からは近くなくても構わない。
  • 出来るだけ広くて、手ごろな物件。

を探していた私達に、

図面上ピッタリな物件が、営業さんよりメールで送られてきました。

  • 80平米以上
  • 予算はほんの少しオーバー
  • 収納もタップリ
  • 駐車場の空きも有り

奥さんと相談し、翌週末に内見をすることに。

内見当日の営業さん

色々と用事があったため、内見は夕方に行うことに。

私がかなり乗り気な感じでメールの返信をしたので、

内見当日の営業さんは、いつもよりどうも鼻息が荒い。

奥さんもこっそり

妻

なんか今日いつもと違うね。

と言っていたので、本格的に気合を入れてきたのでしょう。

ガツガツ営業をかけてくる訳では有りませんが、

いつにも増して、この物件の良さを説明してきます。

内見をした我々の感想

とどろ
とどろ

いいね。

妻

良いよね。

いつもは意見の合わない我々2人ですが、

この物件に関しては、珍しく意見が合致しました。

  • 広い
  • キッチンも広い
  • フルリノベーション済
  • テラスがとにかく広い
  • 部屋の形も綺麗に取れていて非常に使い易そう

部屋に関して言えば、ほぼ言う事無し。

気になった点

もちろん気になった点も少々

  • 窓が北向き&西向き
  • リビングの窓を開ければ、すぐそこにお向かいのお家。
とどろ
とどろ

まぁしょうがないでしょ。この値段でこんなに広いんだから。

妻

う、うん。そだね・・・。

ちょっと奥さんの反応が気になったので、この日は我々お約束の

「一旦お持ち帰り」

にすることになりました。

営業さんがガッカリした顔をしていたのは気になりましたが、

そこは譲れません。

話し合いの結果、購入することに決定。

家に帰り、早速家族会議。

奥さんと話していても、お互いにこれまでより明らかにポジティブ。

とどろ
とどろ

もうこれで良いんじゃない?条件ピッタリだよ。

妻

そうだね。そうしようか。

とどろ
とどろ

んじゃ決定で!

妻

もうちょっと安くなんないかな?

とどろ
とどろ

ちょっと聞いてみようか。

購入することはもう決めたので、

ダメもとで営業さんに購入する旨を伝え、価格交渉をすることに。

別れ際にガッカリしていた営業さんも、いつになくポジティブな我々に気を良くしてくれたのか、

あんまり期待しないでください、でも確認してみますね!!

と元気に返事をしてくれました。

いざ購入申し込みへ

その購入する旨を営業さんにお伝えしてから、

間もなく購入申込となりました。

この辺りの記憶がかなり曖昧です。適当な事はかけないので色々と割愛します。

購入申込の席には、いつもの営業さんに加え、見慣れない方(上席の方でした)

もお見えになり、

「話は担当より聞いていましたが、ようやく決まって良かったですね!」

「価格交渉は担当が頑張っている最中です!」

とのお話がありました。

とどろ
とどろ

俺たち本当に長かったんだな。

と実感した一瞬です。

とにかく購入申込、ローンの仮審査を済ませ、

本契約は1週間後に。

という事でその日は失礼しました。

※中古物件の為、手付金等はありませんでした。

ただし、物件や地域によっても異なるようです。

長い一週間の始まり・・。

ここから本契約へ向けての長い、忙しい一週間が始まります。

必要な物や書類の準備。

お互いの親への報告。

会社への報告、等々。

極端なめんどくさがりの私には、本当にしんどい一週間でした。

が、さらに面倒なことが起こります。

妻の様子が何やらおかしい

契約にむけた準備を色々と進めている中でも、会社でのお仕事は通常と何も変わりません。

当たり前ですが、平日昼間は出勤し仕事をしています。

そんな仕事中の私の携帯が何やら頻繁に鳴っています。

LINEで数件のメッセージが。妻からです。

そのメッセージにはまさかの

他の物件の図面。が添付されています。

しかも1軒どころでは有りません。

5,6軒の図面が連続で送られてきます。

あれ?後悔してる?

仕事中でしたが、すぐに返信します。

とどろ
とどろ

他の物件の図面なんて見てるの?あの物件やめる??

妻

違う違う、そんなんじゃなくて、

こんな物件もあるんだな~って見てただけ。

とどろ
とどろ

本当に?大丈夫?

妻

大丈夫大丈夫。決めたんだからね。

とどろ
とどろ

そうだよね。

こんなやり取りが繰り広げられました。

 もう一度物件を観たい・・。

その晩、家に帰ると奥さんから

妻

もう一回あの物件見たいんだよね。確認のために。

とどろ
とどろ

・・・・・。いやな予感しかしないんですけど。

妻

内見したのが夕方だったから、朝の日当たりを見たいの。

とどろ
とどろ

確かに。んじゃ聞いてみる。北向きだから日はたぶん入らないんだよね。

すぐ例の営業さんに電話を入れます。

とどろ
とどろ

申し訳ないんですが、例の物件もう一度見たいんです。

・・・。とどろさん。それって前向きにって事ですよね??

とどろ
とどろ

もちろんもちろん。

・・・。わかりました。因みに価格交渉は成功しています!

とどろ
とどろ

本当ですか。ありがとうございます!

有難い!と思った反面、本格的に後戻りできないな・・とも思いました。

お、お義母さん・・。

希望の物件は、現在の住まいからも近いので、

営業さんとの集合は我が家にて。

集合時間の10時よりちょっと早い時間に玄関のチャイムが鳴ります。

とどろ
とどろ

はーい。早いな。

モニターを観ます。

とどろ
とどろ

お、お義母さん。お義父さん・・。おねえさん??

玄関のドアを隔てたすぐそこに近所に住んでいる、奥さんの家族が集合しています。

とどろ
とどろ

なになに?どういう事???

私はパニックです。

聞いてないよこれ・・。

妻

なんかみんなが見たいんだって

奥さんの奔放さが爆発した瞬間です。

私が戸惑っている間に営業さんが到着。

営業さんも

聞いてないよ・・・。

みたいな顔をしています。

集まってしまったのものはしょうがない。

営業さんも断れずに全員で見に行くことになりました。

もう嫌な予感しかしません。

不安的中。

マンションに到着した瞬間からお義母さんとおねえさんから鋭いチェックが入ります。

随分古いわね~。

そうね~古いわね。

とどろ
とどろ

でも部屋の中は綺麗ですから!

なんで俺がプレゼンしてるんだよ・・・。

と思いながらも、価格交渉もしてもらっている手前、必死にネガティブを消そうとします。

とりあえず綺麗な部屋の中へ急ぎます。

とどろ
とどろ

ほら、どうですか?綺麗でしょ?

あら本当ね。でも暗いわね。

このテラスの向きじゃ洗濯物乾かないわよ?

本当よね~。

遠慮のない攻撃が続きます。

私以上に顔がこわばり始めた営業さん。

とどろ
とどろ

このテラスどうです?部屋も広いでしょ??

そうなんです。この部屋なんて寝室にうってつけですよ。

営業さんと私の2人で営業を掛けます。

まぁ、二人が良いならそれでいいんじゃない?

そうよね。

とどろ
とどろ

そうですよね。な?

妻

う、うん・・・。

おかしい。妻の顔色が明らかにおかしい。

家に帰って再度家族会議です。

キャンセルするなら、兎に角早めに・・・。

再度の物件確認で、明らかに顔色が曇っていた奥さんと最終確認を行います。

契約事をキャンセルする場合は、とにかく早くお伝えするのが最低限のマナーです。

事が進むにつれてダメージは大きくなります。

とどろ
とどろ

キャンセルするなら今だよ?もうキャンセルにしようよ。

妻

何でよ。決めたって言ってるじゃん。

とどろ
とどろ

明らかに乗り気じゃないよ?本当に大丈夫?

妻

だから大丈夫だって!

もはやケンカ腰。

こうなったら何を言っても無駄。

しかし今になって思えば、この時に無理やりにでもキャンセルするべきでした。

そこから数日後の契約前日。

いつもの営業さんから、私の仕事のお昼休みごろに

明日の〇時に、お店へのご来店で問題有りませんか?

何か今ご質問等ございませんか?

売主さんもその時間にお見えになります。

との電話が有り、

とどろ
とどろ

大丈夫です。明日お伺いします。

とお答えしました。

いよいよ契約です。

私もかなりドキドキしています。なんてったって住宅の購入。

期待と不安が入り混じっています。

するとまた電話が鳴ります。

妻からのLINEです。

何気なく開いてみてみると。

まさかの他の物件の図面。

またか・・・。

とどろ
とどろ

ダメだ。やっぱだめだ。購入中止。キャンセルだ。

ここにきて初めて決意しました。

直ぐ奥さんに電話を掛けます。

とどろ
とどろ

もしもし?もうあの物件止めるね。この状態で買えないよ。

妻

分かった。やっぱり私も止めたい。

とどろ
とどろ

だろうね!

その後、すぐに例の営業さんに電話をかけ、物件の購入を見送る旨をお伝えし、

謝りに謝りました。

営業さんはもちろんガッカリしていましたが、こんな対応をしてしまった私達にも親切でした。

後悔する買い物をする必要はありません。また一緒に探しましょう!

帰宅後の話し合いで分かったこと。

色々と気疲れをして帰宅した私。

それでも結局何がダメだったのかを聞く事に。

すると出てくる出てくる。

  • 外観が古い
  • 日当たりが悪い
  • 隣の家が近すぎて、カーテンを開けられない。
  • オートロックが無い。

概ねこんなところがどうしても気に入らなかったとのこと。

・・・いや、待て。

とどろ
とどろ

つまりそれの裏返しが希望条件てことだよね?

と言うと、

妻

あっそうかも。

本当に呑気な夫婦です。

奥さん曰く、

私たちの希望予算で、

  • 外観が綺麗で
  • オートロック付きで
  • 広くて
  • 見晴らしが良い

そんな物件が欲しいなんて恥ずかしくて言えなかったとの事。

確かに言い辛い。

でもそれを最初から言えていれば、こんなに遠回りをする必要もなかったのです。

また、物件の再確認の際、お義母さんとお姉さんの反応がイマイチだった点も

引き金になったようです。

物件探しから逃げていたのは私。話し合いは大事。

極端なめんどくさがりの私は、物件探しに関しては全て奥さんにお任せしていました。

ネットで物件検索をしていたのも常に奥さん。

とどろ
とどろ

最終的な交渉だけすればいいや。

と思っていたので、私独自の希望条件なども特に提示していませんでした。

つまり、夫婦での条件のすり合わせも殆どしていない状態だったんです。

これでは住宅購入など決められるわけも有りません。

夫婦でしっかり話し合う事が大事ですね。

その後はしっかり希望条件について話し合う事が出来ました。

その後、例の営業さんから連絡が来ることはありませんでした。

当たり前ですよね。

時間とコストをかけて長い間お付き合いをして頂き、

交渉事もしてもらったのに

最後の最後、土壇場でキャンセルをしてしまったのですから。

その後、我々の方からも連絡が取りづらくなってしまい、

結局それ以来連絡をしていません。

中途半端な気遣いは無用。希望条件ははっきりと!

我々夫婦の場合、変な遠慮もあり、中途半端にしか条件をお伝えしなかった結果、

とにかく長い時間をかけてお相手してして頂くことになってしまいました。

するとどこかで

とどろ
とどろ

早く決めなきゃ。

という焦りが出たのだと思います。

それで気持ちにまだ引っかかりが有る状態で購入の申し込みをしてしまい、

最終的には多方面にご迷惑をおかけする結果となってしまいました。

住宅購入で大事なのは、

しっかりと希望条件をパートナーと擦り合わせ、

その希望条件に、営業さんから紹介してもらう物件を照らし合わせる作業です。

身をもって知ることとなった我々夫婦の経験談。

是非、住宅購入の際のご参考になればと思います。

最短ルートで素敵な住宅を見つけましょう!

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