ビルケンシュトックのインソール(ブルーフットベッド スポーツ)
を使用し始めて半年ほどが経ちます。
その価格「4070円」と、インソールにしては決してお手頃とは言えないお値段の代物。
ですが、あると無いとでは大違い。
この価格で購入をためらうのは正直もったいないほどの快適さです。
今回私が実際に購入してから半年間、
外出時には毎日使用し1日約1万歩を歩き続けた感想をご紹介します。
結論としては
- もう手放せない
- 常に土踏まず部分が心地よい
- 1つあれば複数足に対応可能
- 雨だけは注意
- ビジネスシューズには使いにくい
こういった中敷きでした。
![](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/08/トド笑顔圧縮.jpg)
つまり、ほとんどの靴を快適な履き心地に変えてしまうインソールだということです。
※2023年2月現在で使用から約2年経過しました。ほとんど毎日使っていますが、なんの問題もなく使用できています。耐久性も非常に高いのが高ポイント。
レビュー:デメリット
もう手放せないビルケンシュトックのインソールですが、
何点か気になる点がありました。
ただ、これに関しては商品の不備ではありません。
装着する靴との相性が大きいかと思いますが、先にご紹介します。
革靴(ビジネスシューズ)は合わない
ビルケンシュトックの公式HPにも記載があります。
フラットなビジネス、レジャー、スポーツシューズに最適
https://www.birkenstock.com/ 商品紹介ページより
フラットな靴に最適との記述。
これをまさに痛感しました。
ちなみにフラットなシューズとは、こういった靴底が平らになっている靴の事です。
![フラットソールの靴](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210123_230413-1.jpg)
ところが革靴(ビジネスシューズ)はどういったつくりになっているかというと、
![ヒール ありの靴](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210415_113838-1.jpg)
カカトがつま先に比べてやや高くなっています。
こういった靴では残念ながらこのインソールの真価は発揮されません。
つま先が靴の中で浮いてしまい、不安定になってしまいます。
低いヒールのついた靴には専用のインソールも用意されいているので、
そちらを購入しましょう(試着は必須です)↓
雨には弱い
コルク製のため、雨には強くありません。
今のところグチャグチャに濡れてしまうような使い方はしていないので
経験したことはありませんが、
![靴屋さん](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/03/job_kutsuya.png)
ぐしょぐしょの濡れると、乾燥の際にパキっと割れる恐れがありますよ。
と、接客してくれた店員さんが教えてくれました。
つまり、水洗いも不可です。
そのため、ソールまで侵入するような豪雨の日には、
必ずGORE-TEXなどの防水の靴を履くようにし、
日々の手入れは除菌消臭スプレーを使用しています。
レビュー:メリット
このフットベッドが無いと不安になります。
事実、このフットベッドを使っていない日はほぼありません。
(※唯一、ニューバランスの990V3を履く日のみ使用しないこともあります。)
加齢により足のアーチが下がっているようで、
クッション効果の薄い靴で出歩くと足裏の痛みが強くなってきています。
ところが長く歩く日などはこれが有ると無いとでは大違い。
底面からの土踏まずの突き上げがいかに大事なのかがわかります。
いろいろと試してみて最終的に行き着いたのが、
幸いにも私の足に合っていました。
※足に合う合わないで履き心地が天と地ほど変わる可能性があるので
購入前の試着を強くお勧めします。
ハーフソールであること。
![ビルケンシュトック フットベッド](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_20201111_185049-1.jpg)
画像の通り、一般的なインソールとは形状が違います。
一般的なものはつま先からカカトまですべてをカバーするため、
足の形状に沿った形をしています。
が、本製品に関してはカカトから足の中足部(土踏まず部分)までをカバー。
![ビルケンシュトック フットベッド フィット感](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20201125_231626-足.jpg)
これが便利。
何が便利か?
靴からの取り出し、靴への挿入の際にストレスなく脱着が可能。
そのため、これ一つあれば様々な靴に使用可能。
毎日の入れ替えも苦になりません。
一般的なインソールは靴の形に合わせてカットが必要になるため、
その靴専用のインソールにせざるを得ませんが、
本製品ではその心配がありません。
靴を何足も所有している方には非常に助かる仕様となっています。
ヘタレない。毎日使っているのに。
長時間の使用でもヘタれない。
半年間毎日のように1万歩を歩いても全くダメになりません。
それどころか、足へのフィット感が増しています。
素材がコルクである所以です。
一般的なクッション性の強いインソールで多いことは以下の通り↓
- 履き始めは快適
- 長時間の使用でつぶれてしまい効果がなくなる
クッションがメインのインソールはどうしても体重に押しつぶされてしまうため、
長時間の使用後はクッションがぺちゃんこにつぶれてしまいます。
ところがコルクでできているビルケンシュトックのインソールは、
クッション性に重きを置いているわけではないのでそのような効果がなくなる心配がありません。
むしろ、使用ごとに足の裏の形に徐々にフィットしてくるので、
育てながら使用するインソールです。
靴のサイズ感が変わらない
一般的なインソールを使用した場合、
どうしても靴のサイズ感が変わりがち。
ハーフサイズほどきつくなってしまいますよね?
それはつま先部分が圧迫されることによりおきます。
このBIRKENSTOCKブルーフットベッドスポーツの形状はつま先部分が無いので、
やや甲の部が高くなりますがつま先部分のサイズ感が変わることはありません。
クッション性能は?
残念ながらこのインソール自体にはクッション性能はありません。
この製品の目的は足の裏の土踏まずを中心としたアーチポートであり、
柔らかい履き心地を追求するためのものではないからです。
これに出会うまではインソールにクッション性能を求めてきた私ですが、
このインソールを使ってからというもの認識が180度変わりました。
ビルケンシュトックのサンダルと比べてどう?
実際にビルケンシュトックの靴に使用されているインソールと比べると、ややアーチがキツイ印象はあります。
ビルケンシュトックのサンダルについては以下の記事をご覧ください。
おまけ:室内でのおすすめスリッパ。
外出時にはビルケンシュトックのフットベッドを常に靴に忍ばせていますが、
在宅時間の長くなった昨今。
室内でも履き心地の良いスリッパを求めるようになりました。
さすがにビルケンシュトックのサンダルを家の中で履くわけにもいかないので、
いろいろと探した結果たどり着いたのが下の画像のAKAISHIのスリッパ。
![](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210418_233327.jpg)
室内用のアーチサポートサンダルです。
![](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/08/トド笑顔圧縮.jpg)
常に青竹を踏んでいるような感覚です。
※ソールにはフェルトが張ってあるので床に傷がつくことはありません。
土踏まず部分がしっかりと盛り上がっているのがお分かりになりますか?
![](https://namagusabose.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210418_233353.jpg)
このスリッパですが、amazonでも購入可能です。
普段スニーカーで27.5㎝のものを履くことが多い私で、
4Lサイズを使用しています。
ビルケンのインソール。1つは持っておきましょう。
バンズやコンバース、スタンツミスなどのソールが薄く、
クッション性の低い靴を頻繁に履く方。
ビルケンのインソールは一つ持っておくと、
その日一日の足の疲れが全くと言っていいほど変わります。
ぜひ一つ持っておくことをお勧めします。
試し履きができない方は以下の記事を読んでみてください。
簡単にですがサイズ感もご紹介しています。