革靴とスニーカーの中間のような存在の「クラークス ワラビー」
例えラフな格好でも、足元にワラビーを持ってくるだけで何故かこぎれいになる不思議な靴でもあります。
この記事では、購入の時に気になる「ワラビーのサイズ感」を中心に紹介します。
普段履いているスニーカーと同じサイズを買うってしまうと、大きすぎるサイズになります。
スニーカーのサイズ感とは大きく異なります。注意が必要です。
私が実際に履いてみた感想と、ウェブ上の各種口コミもまとめたのでぜひ最後までご覧ください。
最終的にはワラビーが欲しくて仕方がなくなる。そんな記事です。
クラークスワラビーのサイズ感
購入の際は試着をおすすめしますが、ワラビーは店舗で買うよりも、オンラインで買ったほうが安いことが多いんですよね。
正規品と並行輸入品では1万円以上の価格差もザラ。
だからネットで買いたいという方も多いと思います。
サイズと足があっていれば、柔らかい革に足が包みこまれるような履き心地がワラビーの特徴。
ですが、サイズを間違えるととんでもなく履き心地が悪く、ただの「重い」靴になってしまいます。
筆者の実感 「クラークスワラビーのサイズ感は大き目」
普段スニーカーをメインに履いている方であれば、そのスニーカーのサイズよりハーフサイズ~1サイズダウンさせて選ぶのが基本。
普段のスニーカーでは27.0~27.5cmを履くことの多い私ですが、ワラビーは26.0㎝を履いています。
特にワラビーはつま先と横幅に余裕のあるデザインなので、細めのスニーカー(ナイキなど)をサイズアップして履いている方は大幅なサイズダウンが必要です。
ワラビーの「幅」はきつめを選んで問題ナシ
「横幅」に関してはきつめを選んでも問題ありません。
具体的に「きつめ」というのを文章で説明するのは難しいですが、
立った時に、足の小指が側面から少し圧迫されている感じ。
と思ってもらえば大丈夫です。
横幅少しきつくない??
くらいのサイズで大丈夫。
クラークスのアッパーに使われているスエードは本当によく伸びます。
小指に少し圧迫感を感じる程度であれば、1日履けば革が伸びてなじみます。
逆に、新品の状態ですでに幅に余裕があるものはすぐに緩くなってしまうので気をつけましょう。
※薬指と小指が重なってしまうほどキツイものは足を痛めます。「圧迫感」程度のものが理想です。
筆者の足のサイズについて(US8 26.0㎝)
クラークスのワラビーはUS8(26.0㎝)を履いています。
下の表はzozomatで測定した筆者の足のサイズです。
右足 | 左足 | |
足長 | 24.7cm | 25.1cm |
足幅 | 10.0cm | 10.4cm |
甲の高さ | 7.2cm | 7.1cm |
幅はやや広(3E)で、甲高です。
左足がやや大きいので靴を購入する際は左足を基準に購入しています。
右足と左足が全く同じサイズの人なんてほとんどいないので注意してください。靴は大きいほうの足に合わせましょう。
クラークスワラビーと他の靴との比較
クラークスワラビー&VANSのオーセンティック&クラークスのデザートブーツで比較してみます。
すべて筆者のジャストサイズで購入しています。
ワラビーはつま先が広く作られていて、足が先端の方まで入っていく形状になっています。
それに対してVANSのオーセンティックとクラークスのデザートブーツは、先が少しとがっていて(いわゆる捨て寸)つま先に空間があるので、見た目はワラビーに比べると大きくなります。
ですが、実際に履いて感じるフィット感はどれも同じです。
筆者が主に履いている靴のサイズ表
- puma suede90681 27.5cm(ジャストサイズ)
- VANS SLIP-ON 27.5cm (ジャストサイズ)
- VANS オーセンティック 27cm(ジャストサイズ)
- NIKE AIRMAX1 27.5cm (ジャストサイズ)
- NIKE CORTEZ 27.5cm (ジャストサイズ)
- new balance M1400 27.0cm(ジャストサイズ)
ナイキなどの幅の狭い靴からは-1.5cm
それよりも幅にゆとりのある靴からは-1.0cm
となっています。
ほかにも靴のサイズ感についての記事を書いていますので、詳しくはこちらまで。
クラークスワラビーを購入する際の注意点
ローカットでは大きいサイズを買わないこと。これが大事です。
足の小さめな人によくあることですが、洋服とのバランスを考えて実際の足のサイズより大きいものを買うことがありますよね?
スニーカーであれば特に問題ありませんが、靴ひもを通す穴が二つしかないワラビーは、紐を締め上げることでサイズをアジャストさせるのが難しいつくり。
インソールを入れればいいんじゃないの?
なんて思われるかもしれませんが、かかとの高さがないワラビーにインソールを入れると、歩くたびに「カポカポ」と、かかとが抜けてしまいます。
歩きにくくてしょうがないですよね。
それでも服とのバランスを考えて、見た目の大きいものが欲しいという方はかかとの高い「ワラビーブーツ」を買った方が無難。
こちらも靴ひもを通す穴は2つだけですが、足首で靴紐を結ぶのでローカットの靴に比べてフィット感は増します。
また、インソールを入れてもかかとが浮いたり靴が脱げそうになることもないので安心です。
クラークスワラビーの履き心地は?
履き心地、気になりますよね?
アッパーの包み込むような柔らかいスエードには、クセになるような優しさがあります。
それに対して残念なのはソール。
1966年生まれの靴にテクノロジーを求めるのは酷ですよね。
クッション満載のスニーカーを普段からよくはく私としては決して履き心地の良い靴ではありません。
例えばHOKA ONEONEのスニーカーなどとは、比べるまでもなく圧倒的敗退です。
ですが、普段から履いている靴が「ビジネスシューズ」だったり、オールスターに代表されるような「ソールの薄いスニーカー」だったりする方だと優しい履き心地に感じるかもしれません。
クラークスワラビーの口コミは?
私のクラークスのワラビーに対する感想は、これまでに書いてきたようなものですが、ほかの方がどう思っているのかも気になるので口コミをまとめてみました。
まず驚いたのはリピーター率の高さ。
履きつぶしては何足も同じものを買いなおしている方が多いことに驚きました。
リピーターが多いということは完成度が高く、信頼されている証ですね。
以下は、amazon、楽天、各種SNSで数多く見かけたクラークスの口コミとなります。
良い口コミ
- つま先が幅広なので履いていて楽
- 一度購入して気に入ったのでリピートしました
- むかし履いていて、また欲しくなった(この意見が非常に多かった!)
- 今回の購入で7足目(この意見はさすがにお一人だけでした)
- 色違いでほしくなった
- どんなコーデに馴染むので頼もしい
悪い口コミ
- 寒い冬はソールがカチカチに硬くなる
- 夏場はソールがベタベタする
- 薄い色は汚れやすい
- ソールの汚れが取れない
季節によるソールの変化と、汚れに対しての意見が多かったです。
サンドベージュやタンといった薄い色のスエードに関しては、雨ジミを防ぐために防水スプレーは必須。これだけでもある程度汚れを防ぐことができます。
また、ソールの硬化やべたつきが気になる方には、vibramソールやラバーソールを採用したワラビーも販売されています。
こちらも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
ラバーソールのワラビー
vibramソールのワラビー
私の持っているワラビーはソールが硬化してしまたので、ソールを交換してvibramソールにしました。
ソールがダメになっても、足に馴染んだアッパーをそのままにソールを交換ができるのもうれしいですよね!
※生ゴムを使用したクレープソールが価格の高騰により徐々に枯渇してきているとのこと。修理を考えていえる方はお早めに!
【まとめ】 クラークスワラビーのサイス選びのコツ
最後にワラビーのサイズを選ぶ際のポイントをおさらいします。
特にかかとの低いローカットを選ぶ場合は注意してくださいね!
ソールの履き心地は好みじゃないけど、ソールがダメになったら交換も可能だし、アッパーは足によくなじんで長く履くことができるワラビー。
特にサンドベージュやメープルスエードは濃い色のパンツにも合うし、退色した水色のデニムにも抜群です。
汎用性の高さで言えばそこらへんのスニーカーじゃかなわないので、1足持っておくと重宝しますよ!
多少ラフな格好でも小ぎれいにまとめることができる魔法の靴です!
スエード用防水スプレーは絶対に忘れずに!これ無しで雨に降られると悲惨です。