よく似た顔つきのガゼルとキャンパス。
実は細かく見ると全然違います。
この記事では何がちがうのかを画像をつかって解説します。
どちらが良いのか悩んでる方の参考になれば幸いです。
この2足、見た目の違い以外でも背負ってきたカルチャーに違いがあります。
ガゼルとキャンパス バックグラウンドの違い
「バックグラウンドの違い」というとなんだか大げさにも聞こえますが、そこはスニーカー好きにとっては大事な違い。
ガゼルとキャンパスは良く似たスタイルのスニーカーですが大きくふたつのバックグラウンドに分かれます。
- ヨーロッパ発で支持されるガゼル
- アメリカ発で支持されるキャンパス
ヨーロッパのフットボールカルチャーの流れを汲む「ガゼル」
カジュアルズ(イギリスのやんちゃなサッカーファン)の足元の一番人気はアディダス。
その中でもフットボールシューズが源流のサンバや、トレーニングシューズが源流のガッツレーが好まれます。
USのHIPHOPカルチャーの流れを汲む「キャンパス」
キャンパスはアメリカのHIPHOPカルチャーからの流れ。
戦略的にキャンパスを着用した「ビースティーボーイズ」が有名ですね
ただ、ビースティーボーイズ以前でも写真集「BACK IN THE DAYS」を見ればキャンパスが着用されているのがよくわかります。
この本は見てるとアディダス、プーマあたりのスニーカーがどんどん欲しくなるので注意してください。
ガゼルとキャンパス見た目の違いを画像で解説
本当によく似ているけど、細かい部分では全然違うこの2足。
写真で紹介します。
ざっくりと
全体的にややスリムでくびれがあるキャンパスに対して、ややぼってりとボリュームのあるガゼル。
画像でくらべてみても誤差の範囲ですが・・・。
外羽根と内羽根
キャンパスが外羽根、ガゼルが内羽根です。
革靴だと内羽根がフォーマルだと言われていますが、スニーカーの場合は全部カジュアルなので見た目の好みで選んでOKです。
つま先のパターン
つま先がプレーンなキャンパスに対し、補強パーツが充てられているガゼル。
ここは好みが分かれるパーツかと。
個人的にはガゼルに軍配です。
ソール
ソールパターンは全く異なります。
バスケット由来のキャンパスは横の動きにもグリップが効きそうなパターンを採用。
ガゼルは屋外でのトレーニングシューズが由来なので、ややスパイクのようなパターンが採用されています。
ソールのクッションでいえばガゼルに軍配。
キャンパスに比べて柔らかい履き心地。
長く歩くならどちらかといえばガゼルがおすすめです。
シュータン(靴ベロ)
このよくにた2足で最も異なるビジュアルがこのシュータン。
柔らかいスエードでアッパーと同色を採用しているキャンパスに対し、ガゼルはビニール素材で白を採用。
真っ黒のコーディネートの時には、ガゼルのシュータンの白が差し色として映えます。
ライニング(内張り)
靴の内張りも色が違います。
ガゼルはシュータン同様「白」を採用。たいしてキャンパスは潔いまでの「黒」を採用。
見えない場所のようで、じつは意外とポイントとなるライニング。
かわいらしい白を採用したガゼルと、男らしい黒を採用したキャンパス。
夏場のショートパンツをはく時期にはかなりのポイントとなるパーツ。コーディネートを思い浮かべて選びましょう。
履き心地の違い
この2足は履き心地もやや異なります。
ソールが少し柔らかいガッツレーに対し、硬めなキャンパス。
個人的にはガッツレーのほうが長時間歩いていても疲れないかな?と感じています。
(キャンパス80’sの場合、土踏まず部分のサポートがかなり強いので足に合う合わないははっきり分かれます。)
ただしどちらもクッション性に優れているわけではないので、正直に言って誤差の範囲です。
価格の違い
ガゼルの定価は12,100円(税込み)
campus80’sの定価は15,400円(税込み)
定価には差がありますが、amazonや楽天のモールで探すとその限りではありません。
セール時期にはどちらも安くなりますが、アディダスの厄介な特徴として、ディスコン(廃盤)になってから市場価格が高騰することがよくあります。
定番商品としてラインナップされているうちに買うのが鉄則です。
まとめ どちらのカルチャーが好きかで選ぶものが分かれる
個人的にはサッカーも好き。HIPIHOPも好きということで、この2足のうちどちらかを選ぶことはできません。
なので2足とも持っています!
ですが、
少しでも履き心地の良いほうがいいな・・・。
という言事であれば軽くて、少しでもクッション性の強い「ガゼル」がおすすめ。
個人的な着用頻度もいまのところガゼルが圧勝です。
サイズ感でお悩みの方は以下の記事もチェックしてみてください!
ガゼルのサイズ感
キャンパスのサイズ感