2023年で（個人的）スマッシュヒットを記録したビルケンシュトックのロンドン＆ボストン。
「履き心地がいい」ではなく、「履いていて心地がいい」という履いている人にしかわからない微妙な違いがこの靴にはあります。
「青竹踏みの心地よさ」というとわかりやすいかもしれません。
この２年は
- 休日は冬でもボストン
- 休日以外でも春から秋はロンドン
こんな感じでビルケンとともに過ごす筆者ですが、それだけ気に入っている「ビルケンシュトック」で個人的に気になるデメリットはアウトソールの薄さ。
あの薄いアウトソールだとすぐに駄目になってしまいそうで買うに買えない…。
という方もいるのではないでしょうか。
確かに実際に履いてみても感じますが、ソールの摩耗の早さはビルケンの弱点。
ただそれを簡単に補う方法があるのでこの記事で紹介します。
ビルケンシュトック。ボストンやロンドンの弱点（アウトソール）
とても気に入っていて、毎日のように足を通しているビルケンシュトックのロンドンやボストン。
私の場合、購入してから3ヶ月ほど集中的に履いた後、カカトのアウトソールが摩耗しいつの間にかミッドソールのコルクまで到達しそうになっていました。
とても心地が良い靴なので、どうしても履く頻度が増えてしまうのも一つの要因かもしれません。
ビルケンシュトックのEVAサンダルアウターソールは…
ロンドン、ボストンに使用されているソールが「EVAサンダルアウターソール」。
特徴として、非常に軽く、クッション性にも富むこのソール。
その恩恵の反面、個人的な感想としては摩耗する速度が早い。
ボストンやロンドンの場合、靴の構造上、歩行時にカカトを擦りがちになってしまうのも一つの要因かと思います。
一般的な靴のように紐で縛り上げるわけではないですからね…。
ソール摩耗の克服方法は簡単
純正のソールはほぼ毎日履いていると3ヶ月ほどで摩耗してしまいましたが、それもある程度は想像の範囲内。
克服する方法は「補修、補強、修理」の3通り。
とても簡単です。
【補修】自分で補修しながら使う（シューグーを使用）
「シューグー」という便利なアイテムがあるのをご存じでしょうか。
ゲル状の溶剤を靴に塗ってダメージを軽減します。
もちろんビルケン以外にもつかえるので、一つ持っておくと何かと便利です。
ビルケンで使用するには主にソールの補修、保護となります。
使い方は簡単。
- 気になる点を付属のヤスリで少し削る
- シューグーを盛る
- 感想させる
- カッターやはさみで形を整える
- 乾燥させる
作業の時間は２０分ほどです。（乾燥の時間は除く）
図画工作２のワタシでも簡単にできました。
補修したてのときは黒いソールに使ってもシューグーの部分との多少の色の違いは出ますが、外に出てしばらく歩けばすぐに馴染みます。
【補強】自分で補強してから使う（シューグーを使用）
「補修」ではなく、「補強」してから使います。
カカトのアウトソールが減り切る前にあらかじめ、シューグーを使用して補強します。
こうしておけば、摩耗するのは補強材のシューグーだけ。
カカトのアウトソールは常に守られます。
何も気にすることなくガンガン履けるのがうれしいですね。
【修理】ソール交換
シューグーで守り切れなくなってきたらいよいよソール交換。
修理の料金はショップや使用するソールによっても異なりますが、おおよそ5,000円～8,000円程度です。
※ビルケンシュトックのショップでも受け付けています。
近くにショップがないという方は街の修理屋さんでも受け付けてくれます。
ただし街の修理屋さんの場合、ビルケンシュトック純正のソールがないこともあります。
その場合は他のソールを取り付けることになりますが見た目も特に気になりません。
私はVibramのソールを取り付けました
Vibramにはビルケンシュトックのソールパターンによく似たものがあるのでそれを使うのが無難です。
他にもいろいろなソールがあるので、カスタムして楽しむのも面白いです
ソール修理のタイミング
ソールが摩耗しきってしまう前に常に補修ができればベストですが、それにも限界があります。
特にカカト以外の部分がどんどんと薄くなっているようであれば、それは完全に修理の合図。
特に足の前のほう（土踏まずと指の間の部分）はかかとの次にすり減りやすい部分です。
このタイミングでソール交換はしてしまいましょう。
コルクまで到達してしまうと、その部分の補修をする必要が出てくるのでソールの張替えだけでは済まなくなってしまいます。
つまり修理の費用、時間がその分余計にかさみます。
そうならない為にもなるべく早く修理に出すのがベスト。
修理期間、金額は店舗によって異なります。受付時に確認しましょう。
私は街の修理屋さんでお願いしましたが、10日程で完了しました。
まとめ ソールが減るなら直せば良い。
はじめから付いている純正のソールの減りは間違いなく早いです。
ですがそこにそのデメリットを覆い隠してしまうほどの汎用性の高さ、心地の良さを提供してくれるありがたい靴。それがビルケンシュトックのボストンでありロンドンです。
それでも修理期間に履けなくなるのが嫌なので、最も頻繁に履くロンドンは3足持っています。
特にオイルドレザーのロンドンは履くたびに表情が変わって経年変化も楽しめる靴なので革好きの方にもおすすめ。
ソールはどんな靴でも履けば減るものですが、シューグーさえあれば補強や修理ができるのであまり気にせずにガンガン履きこみが可能です。
