リピーターが異常に多いクラークスの名作といえば「ワラビー」と「デザートブーツ」
真夏にはちょっとつらいですが、秋から春にかけて頻繁に登場する靴の一つ。
柔らかい革で、履き始めから足なじみが良く、「快適な一足」なのですが、
この靴、サイズ選びを間違えると、とんでもなく「不快な靴」に変身します。
理由は、革が非常に伸びるため。
購入してから一日履いて歩き回っただけでも想像以上に革が伸びます。
私はこれで一度失敗しています。
クラークスのワラビー、デザートブーツのサイズ選びに関して、各々で失敗しない選び方をまとめました。
クラークスの「UK規格」と「US規格」の違いについて
クラークスにはUK規格とUS規格が存在します。
この記事でご紹介する「ワラビー」「デザートブーツ」は、どちらともUS規格となります。
その名の通りイギリス規格とアメリカ規格ですが、
- UK企画=正規ルートでの販売
- US企画=並行輸入品
となります。
※「正規ルート」とは、日本国内のクラークスの代理店である「クラークス ジャパン」を経由していることをいいます。対して「並行輸入品」とはクラークスジャパンを経由せずに輸入された商品のことを指します。
並行輸入品は、国内の代理店を経由せずに販売されているため、中間マージンが少なく、値段設定が手ごろになる傾向があります。
並行輸入品は正規代理店と同等の保証を受ける事はできません。不良が発生した場合は購入したショップの対応次第となります。
互いにメリット、デメリットは存在しますのでその点はご注意ください。
尚、UK規格とUS規格でサイズ感も変わります。
クラークス「ワラビー」&「デザートブーツ」のサイズ感
革がソフトで足によく馴染むため、革靴としてはそれほどシビアなフィッティングが必要ではないクラークス。
ですが大きすぎるサイズを選んでしまうと、足が靴の中で遊んでしまい、非常に歩きにくい靴となります。
クラークス「ワラビー」のサイズ感 (US規格)
ワラビーのサイズ感はスニーカーのサイズ感と比較すると大きめなつくりになっています。
見た目に反して幅はタイトですが、革が非常に柔らかいのですぐに馴染みます。
ワラビーのサイズに関しては以下のページにて詳しく書いています。
クラークス「デザートブーツ」のサイズ感 (US規格)
デザートブーツのサイズ感もスニーカーに対して大き目なつくりになっています。
ワラビーに対しても少し甲がタイトなつくりになっています。
デザートブーツのサイズ感については以下のページにて詳しく書いています。
同じサイズのワラビー&デザートブーツ。上から見ると
上から二つを比較した図です。二つともサイズは「US8」
カカトをピッタリ同一線上に合わせると、デザートブーツのつま先はおよそ1cm程ワラビーに比べて飛び出ていることがわかります。
ワラビーは爪先が広がったデザインなので、
一般的な靴に比べていわゆるつま先のスペース、
「捨て寸」がほとんどありません。
そのため、実際に着用した際には、一般的な靴に比べると足が少し小さく見えます。
実店舗での試着で気をつける事 ※失敗談
私がかつてデザートブーツのサイズ選びで失敗したのが、実はネット通販ではなく、実店舗でした。
試着をしているのに失敗するなんて、本当に恥ずかしい限りですが、店員さんの言葉を鵜呑みにしたのが間違いでした。
お店に欲しい色の自分のサイズが無く、どうしようか悩んでいたところ、
ちょっとくらい大きくても紐で縛れば大丈夫ですよ(笑)
なんて言われるものだから、
それなら大丈夫かな???
と思ってハーフサイズ大き目を買ったのが運の尽き。
翌日にはもう革が伸びてガバガバ。
足は靴の中で泳ぐわ、フィットしてないので靴が重く感じるわ、足は疲れるわ、
歩きにくくてどうしようもありません。
中敷きを入れたり、色々と試しましたが何をしてもダメ。泣く泣く処分しました。
店頭で試着する際には、
これちょっと横幅きつくない???
くらいのサイズを選ぶのがポイント。
ポイントは横幅です。
クラークスのサイズ選びは慎重に
カジュアルで履き心地の良い革靴なので、スニーカー感覚で買ってしまうことも多いクラークス。
ただし、サイズ選びを間違えるととんでもなく履きづらい靴に変身してしまいます。
そんな失敗をしないためにも店頭であろうが、通販であろうが、
なるべく慎重にサイズ選びをして、快適なクラークスを手に入れてください。
※履き始めの前には防水スプレーをお忘れなく!
急な雨でのシミを防ぐほか、少しの汚れであればブラシをかけるだけで綺麗になります。
これ明るい色のスエード靴には絶対必須です!