「新品こそ正義。汚れは悪。」
どうもそんな風潮があるスニーカー界隈。
汚い靴は確かに論外。
ですが、履きこんで磨いてを繰り返し、風格が出てこそ絵になるスニーカーもありますよね?
そんな履きこんで絵になるスニーカーをケアの例とともに紹介します。
アディダススーパースターの履きこみ例
10年近く使用している私物の「superstar 80’s」。
ずいぶんと風格が出てきました。
決していい革を使ったスニーカーではありませんが、履き込みと磨きを繰り返すだけで新品とはまた別の魅力が出てきます。
現在は「スーパースター82」として販売されてるライン。
スーパースターのケアは簡単
履きこんだスーパースターはちょっとお手入れしてあげるだけで見違えるような風格が出てきます。
ケアは汚れ具合でも変わってきますが、20分もあれば十分終わります。
とっても簡単なので、ぜひやってみてください。
愛着のわき具合が全然違います。
ミッドソールの黒ずみには「激落ちくん」がおすすめ。
スニーカーの汚れで目立つのはミッドソール。
この部分の汚れは非常に目立ちます。
簡単に汚れを落とすのにおすすめなのが激落ち君(メラミンスポンジ)です。
100均でも同様のものが売っています。それでも十分です。
ミッドソールは激落ちくんを軽く濡らしてこするだけ。
1回のケアでだいたいサイコロ状の激落ちくんを3つ使用します。
削りカスが落ちるので、掃除が面倒な場合はビニール袋の中などでこするのがおすすめ。
それだけで見違えるほど綺麗になります。
黒ずんでいたソールが簡単に白くなります。
※メラミンスポンジは汚れを「削り」落としています。傷がついてしまうので、レザー部分には使わないように注意しましょう。
アッパー部分の汚れ落としははごく簡単に。
ブラシでホコリを落としてから、硬く絞ったタオルで水拭き。
汚れがひどい場合はステインリムーバーを使うのもおすすめ。
白いスニーカーの汚れ落としには特に効果ありです!
最後にクリームと、乾拭きで終わり
汚れを落としきったら革に栄養を与えてあげます。
革靴ほど念入りにケアする必要はありません。簡単で大丈夫です。それでも十分風格が出ます。
コロンブスのこのクリームが万能。
革製品全般に使えてベタベタしないのでおすすめ。
塗り込み終わったら、乾いた布で乾拭き。
乾拭きをはじめたとたんにツヤが出現します。
スニーカーのケアでもっとも楽しい瞬間!
スニーカーも履いて磨いてをくりかえすと風格が出ます。
簡単なケアをするだけで新品にはないツヤが出てきます。
これがレザースニーカーの面白いところ。
ヴィンテージのスニーカーを履いているような気分に浸れます!
履きこんで「アジ」が出るスニーカーの3つの特徴
どんなスニーカーでも履き込んでケアをすればいい雰囲気が出るわけではありません。
やはり新品じゃないと映えないスニーカーのほうが多いのは事実。
「アジ」の出るスニーカーには一定の条件があります。
条件1:ボリュームは控えめ
ボリュームは控えめ。
具体的に言うとつま先から甲のあたりがあまり高すぎないこと。
さらに言えばソールは薄めが望ましい。
以下は完全に個人の主観ですがボリューム感の目安です。
- スーパースター80s → OK
- スーパースター(厚タン)→ NG
- AIR FORCE 1 → NG
条件2:リアルレザー。もしくはキャンバス。
合皮では残念ながら味は出ません。
最近の合皮はクオリティーが高くなっているとはいえ、それは新品時での話。
合皮は履き込んで磨いたとしても、本革のように鈍い光を放つことは残念ながらありえません。
- 本革 → ツヤがでてくる
- スエード(本革)→ 独特の色ムラ、褪せが出てくる
- キャンバス → 水洗いによる独特な色ヌケ。
合皮にも雨で気軽に履けるというメリットはありますけどね!
条件3:甲が落ちてくる
靴は甲に履きジワができて、下に落ちてからが本番。
革靴は特にそうですが、履き込んで雰囲気が出るスニーカーもまた、履き皺が入って足に馴染んでからが本番。
靴って履いて磨くを繰り返すと楽しいですよ?
2022年 履きこんでなんぼのスニーカー6選
そんな「新品よりも履きこんだほうが映えるスニーカー」を6つ選んで紹介します。
基本的にいつでも売っているものではありません。
気づいたらなくなっているので、気になったらすぐに買うが鉄則です。
アディダス スーパースター 82
スーパースターの生まれ年を冠にしたこのシリーズ。
いまでは貴重な「MADE IN FRANCE」だったころのスーパースターをベースに作られています。
現行のスパースターよりも細身でシュッとしてますね。
革はそんなに良いものではありませんが、履けば履くほど雰囲気が出てきます。
アディダス サンバ
サッカー好きに履いてほしいのがこのサンバ。
味のでたサンバ=イギリスの不良(カジュアルズ)映画の主人公。
これもじつはなかなか売ってない。
たまに販売されたと思ったら、しれーっと翌年にはなくなっています。
そうなると新品の販売価格は少し高くなってしまうので、定価で見つけたら買っておきましょう。
ジャックパーセル
オールスターももちろんいいですが、個人的な好みでジャックパーセルをおすすめします。
断然ジャックパーセルのほうが履きやすいです。
この靴に関して言えばボロボロになった様もかっこいいですね!
アシックス GEL PTG
日本のブランドも負けていません。
上質なレザーを使用したアシックスのGEL PTG。
見た目はクラシックなスニーカーですが、かかと部分にはfuzeGELを搭載。
中敷きはortholiteを使用しています。
そのためか、履き心地の良さを語る口コミが非常に多いのが特徴。
PUMA SUEDE MIJ
PUMAのスエードは現行よりもスペシャルラインが圧倒的におすすめ。
形も素材もまるで違います。
非常に細かいことですが、一番の違いは内張の素材。
- 現行品 → 化学繊維
- 限定ライン → 本革
長く履きたいなら間違いなく本革の内張りを選びましょ。
化繊の内張は着脱の際に擦れて毛玉ができやすくなります。
これが脱いだ時に汚く見えちゃう。
レザーならそんなことは起こりません。長く持ちます。
VANS オールドスクール
いわずと知れたオールドスクール。
履いて洗ってを繰り返すと、キャンバス地になんとも言えないムラが出てきます。
デニムみたいなものです。
この靴ほど履きこんだ様が絵になるものもなかなか無いですね!
【まとめ】 レザースニーカーのケアは簡単!アジ出しを楽しもう!
ツヤツヤな味出しのためのケアは簡単。下の工程で20分もかかりません。
慣れたら10分もかかりません!
せっかく買ったスニーカーを汚したくないから履かないなんて本当にもったいない。
せっかくだから履いて磨いてどんどんカッコいい靴に変えていきましょう!
使用する道具は下記の通り
・ブラシ
大き目のものが使いやすくておすすめです。
・激落ちくん
百均のものでも十分です。
・ステインリムーバー
これがあると汚れ、古いクリーム落としに便利。時短になります。
・クリーム
革に栄養を与えます。スエードを除く革製品全般に使用できます。
・防水スプレー
レザースニーカーに防水スプレーは必須。
汚れも付きにくくなります。頻繁に使うものなので大容量のものがおすすめ。
※使用は必ず屋外で!