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ダナーライトのお手入れ。30枚以上の画像で徹底的に紹介します!

大好物な靴のお話
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晴れの日、雨の日、嵐の日。

いつでも足元をがっちり守ってくれるタフなブーツがDanner Light(ダナーライト)。

15年以上使っている私のブーツでもまだまだ現役です。

今回はそんなタフなブーツであるダナーライトを、さらに長く愛用するためのケア方法について、私物画像を30枚以上使用して紹介します。

実際にやってみると簡単なケアにかかる時間は10分ほど。

大切なブーツを守るために少しだけ時間を割いて定期的にケアをしてあげましょう。

この記事では

ダナーライトのケアの方法、簡単なツヤの出し方、使用するケア用品を紹介します。

とどろ

以前カナダで地元のお店専属の古着ピッカーをしていました。
現アラフォーのサラリーマンです。これまでに過去に所有した靴はスニーカー、革靴を問わず百数十足。
楽ちんなことには目がありません。

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ダナーライトは手入れが必要か?

防水ブーツとして名高いDANNER LIGHT(ダナーライト)。

汚れや水に強く、泥だらけになっても問題なし。

一見非常に頑丈なため手入れなんて必要なさそうにも見えます。

実際、購入直後は革の表面に施されている特殊な加工によってクリームなども浸透していきません。

ですが、やはりダナーライトも革製品。

経年変化によって革が柔らかくなって、汚れが目立つようになるころにはやはりケアが必要になってきます。

つま先の傷が目立ち、少しカサカサになっています。これがケアの後に激変します。

雨にぬれたまま放置していると、気づけば乾燥してガチガチに・・・。あれ?カビが・・・

なんてことにもなりかねません。使用ごとにこまめに手入れをする必要はありませんが、定期的にお手入れをするようにしましょう。

ダナーライトの手入れに最低限必要なもの

普段のダナーライトの手入れに使用しているものは以下の通りです。

どんな革靴でもほとんど同じものを使用します。

  • 馬毛ブラシ
  • ステインリムーバー
  • クリーム
  • ぼろきれ(着古したTシャツなど)
  • ポリッシングクロス(からぶき用)
  • 豚毛ブラシ
  • シューキーパー
最低限これだけあればきれいにはなります。

必要最低限これだけあれば大丈夫。もしお手元になければそろえておくと便利。

とどろ
とどろ

財布やカバンなどの革製品全般に使用可能です。

馬毛ブラシ

ホコリや汚れ落としに使用します。柔らかな馬の毛なので革を傷つける心配がありません。

毎日のブラッシングすることでどんどん艶の出るブラシに育っていきます。

大きめなものがおすすめ。持ちやすく、毛足が長いので細かい部分のホコリをとるのに便利です。

※あまりに安いものは毛の抜けがひどかったりするので注意が必要。

ステインリムーバー

ヒビ割れやカビの原因となる古いクリーム、汚れの除去に使用します。

白いスニーカーの汚れ落としにも重宝します。1本は持っておきましょう。

ケアクリーム(無色)

無色のケアクリームなら色を気にすることなくどんな色の革にも使えます。

今回のダナーライトのケアには手元にあった茶色のクリームを使用しますが、革の色ごとにクリームを変えるのは結構大変。

艶も出るし指でぬってもべたつかないので、非常に気持ちのいいクリームです。

クリームはこれが一つあれば基本的には十分です。

ぼろきれ

靴磨き用の布も売っていますが、古くなったTシャツの切れはしで十分です。

1枚のTシャツから10枚以上は取れます。

経験上、分厚いものより薄いテロテロのものが使いやすいくておすすめ。

ポリッシングクロス

必需品ではありませんがあれば仕上がりが変わります。

靴をツヤツヤにしたい方にはおすすめ。私の使用しているものでも10年近く使っています。

きめの細かい繊維で最後の乾拭きに使用します。

豚毛ブラシ(仕上げ用)

クリームを塗った後にしっかりとなじませる為に使用。

コシの強い毛でクリームを押し込むようにして浸透させます。

必携アイテムです。

シューツリー

ケアの時だけに使用するのであれば安いシューツリーで構いません。

ヒビ割れしやすい履きジワ周辺のケアをするためにソールが沿った靴の形を整える必要があります。

そのためにも1つは必要。

安価なものではMARKENのシダーをつかったシューツリーがおすすめ。

かかと部分が細いので、靴の保管の際には使用しないほうがいいです。

サイズが合っていないとかかとの形が崩れることがあります。

ケアグッズは一度買うと使い切るまではあんがい長持ちするもの。

決して高価なものを買う必要はありませんが、この辺りのものをそろえておけばほとんどの革商品のケアに困ることはありません。

とどろ
とどろ

革製品をカビや乾燥でダメにするよりも、お手入れグッズを手に入れておいたほうが先々を考えればコストは安上がりですよ!

ダナーライト定期的な手入れの手順

それでは必要なものがそろったらダナーライトの手入れをしていきます。

私のダナーライトは時期にもよりますがおおむね3ヵ月に一回ほど以下の順序でお手入れをしています。

  1. 靴紐を外す
  2. 馬毛ブラシでホコリ、汚れ落とし
  3. ステインリムーバーで古いクリームの除去
  4. クリームで栄養補給
  5. 豚毛ブラシでクリームをなじませる
  6. 乾拭き

サイズが少し大きめのものを履いていることもあり、つま先ぶつけがち。そんなつま先の傷が気になってくるタイミングでのお手入れです。

1.靴ひもを外す

まず靴ひもを取ります。

片足30秒あれば取れます。 めんどくさがらないように。

ここをめんどくさがってしまうあなた。

ダメです。必ず紐を取りましょう。

とどろ
とどろ

タンの部分は汚れがたまりやすい場所。しっかりひもを取ってケアをしましょう。

靴紐を通す穴の裏部分にもホコリがたまります。

白っぽくなっている部分。ホコリがたまっています。

2.馬毛ブラシでブラッシング

全体的に馬毛ブラシをかけ、表面に付着しているホコリやゴミを取り除きます。

とどろ
とどろ

馬毛ブラシは大き目がおすすめ。毛足が長いと細かい部分の汚れが落としやすい。なにより持ちやすいです。

大き目のブラシがおすすめ。毛足が長いと細かいところのホコリもかきだしやすくなります。

タン部分も念入りに。

ソールと革の縫い目付近も汚れがたまりやすいので念入りにブラシをかけます。

ホコリはブーツの大敵

ホコリが汗の水分や油分を吸収して乾燥やカビの原因になります。ブラシは念入りにかけて、この機会に靴の中のホコリも除去しておきましょう。

3.ステインリムーバーで汚れ、古いクリームの除去

ステインリムーバーで汚れと古いクリームを除去します。

よく振って使います。

過去にぬったクリームの上に新しいクリームを塗り重ねていくと、ひび割れの原因となります。

ぼろきれにリムーバーを適量かけてブーツの表面をぬぐっていきます。

はじめは様子を見ながら少量ずつでいいと思います。

少しふくだけでぼろきれが真っ黒。

とどろ
とどろ

靴の使用ごとにブラッシングしているのにこれです。

少し拭いただけで汚れが取れてます。

汚れと古いクリームが取れてダナーライトがすっぴんになりました。

4.クリームで保湿と補色

古いクリームを除去してすっぴんになったブーツに、新たにクリームを浸透させて、保湿と栄養を与えます。

こうすることで柔軟性と光沢が出てきます。

人間のお肌と一緒ですね。

まちがえやすいので「クリーム」と「ワックス」の違いを確認

  • 保湿、栄養目的 → クリーム
  • 光沢目的 → ワックス(固形)
今回は茶色のクリームを塗っていきます。

クリーム用にペネトレイトブラシがあるとムラなく濡れるので便利。

とどろ
とどろ

縫い目にあたりなど塗りにくい場所を塗るのにも便利。1000円以下で買えます。

なくても指で濡れるので、あれば便利な程度です。

クリームは名前の通りやや液状になっているのものです。

とどろ
とどろ

溶けかけのチョコレートアイスのようになっています。

ちょっと溶けたチョコレートアイスのような状態です。

このクリームをペネトレイトブラシを直接分につけて、靴に塗っていきます。

ペネトレイトブラシがなければ、布や指でもOKです。

事実、筆者である私も今まで指で塗っていました。

とどろ
とどろ

わざわざこの記事のためにペネトレイトブラシを買いましたが、思いのほか便利でした。

うっすら塗っていくのが一番ですが、後で余計なクリームはふき取るので適当で大丈夫です。

靴全体に塗ったら完了です。

5.豚毛ブラシで馴染ませる

塗り込み終わったら豚毛ブラシでしっかりと浸透するように馴染ませていきます。

と、同時に余分なクリームを除去していきます。

コシの強い豚毛のブラシでしっかりと浸透させていきます。

豚毛ブラシは馬毛ブラシに比べ毛のコシが強く、クリームを馴染ませるのに適しています。

クリームで全体的にマットになっているブーツですが、ブラシをかけることで一気にツヤが出てきます。

とどろ
とどろ

これが楽しいんですよね!

6.乾拭き

最後にポリッシングクロスで乾拭きをして、さらに余分なクリームをぬぐい取ります。

ブラシをかけ終わった段階ですでにツヤが出てきています。

革の表面に余分なクリームが残っていると、そこにホコリやゴミが付きやすくなり、靴には悪影響。

とどろ
とどろ

せっかくキレイにしたのにホコリをくっつけていたら意味がないですからね

最後の乾拭きにはホコリやゴミを付着させづらくさせる意味があるので、この作業はお忘れなく。

そして乾拭き後は、さらにツヤが増します。

終了

以上の工程で簡単なケアは終了です。

ビフォーアフターで見ると一目瞭然。

白っぽくなっていた傷の部分もきれいになくなりました。

ツヤもきれいに出ています。

(左)ビフォー(右)アフター
とどろ
とどろ

黒っぽい部分は購入当初に黒っぽいクリームを入れた名残です。

ただちょっとした色ムラなんかはそれでよし。ワークブーツですから。

それで逃げられるのもダナーライトのいいところ(笑)

それにしてもきれいになったブーツは気持ちがいいですね!!

とどろ
とどろ

実際にやってみると10分ほどで終わります。定期的にケアをしてあげましょう!

あとはヒモを通して終了です。

追加作業:さらに艶をだして磨き上げたい場合

あくまでもワークブーツのダナーライト。先ほどまでの工程で全く問題ありません。

それでもたまにはさらに艶をだしてみたくなるもの。

以下の手順は装飾のいみ合いもあるので、なんとなくやりたいときにやってみてください。

追加1.ワックスを指で塗り込む

先ほどのクリームが乾いた段階でワックスを塗っていきます。

ポイントは薄く、本当に少しずつ何層にも分けて塗ること。

シューポリッシュ

固形で硬いポリッシュを指の体温で溶かしながら薄く塗り重ねていきます。

指の体温で固形のワックスを溶かしながらうすーく円を描くように塗っていく

つま先と、かかとの固い芯材が入っている部分にのみ塗りましょう。ほかの部分にすると乾燥した時にひび割れする恐れがあります。

本当に薄く、何層にもわけて塗り重ねます。

ワックスを塗ることで、一度マットな質感になります。

塗り終わったら30分ほど放置して乾かします。

待つことが大事です。

先ほどまでの光沢が消え、マットな質感に。

ワックスを塗った直後は少しペタペタとした感触がありますが、

乾くとサラサラになります。そうなるまで待って次の工程に移ります。

とどろ
とどろ

すぐに次の工程に移りたくなりますが、ここは我慢。乾くまで待ちましょう。

※ワックスは無色で何色にもつけるものもあります。「とりあえず1つだけ買ってみようかな?」という方には無色がおすすめ。

追加2.拭き上げ

ワックスが乾いたら水を1滴ずつたらしながら磨き上げます。

これくらいで大丈夫です。一気に水をつけすぎないように。

円を描くようにやさしく先ほどのワックスを馴染ませていきます。

何度も1滴ずつ水をたらしながら布で磨いていきます。

とどろ
とどろ

ついつい水をたくさんつけがちですが、1滴ずつ丁寧に垂らして磨いていきます。

少し拭いただけでツヤが出てきているのがわかります。

つま先とかかとを両足分同じ作業を行います。

追加3.ブラシ&乾拭き

最後にまた乾拭きで終了。

ドレスシューズのように鏡面にする場合は、「ワックス、拭き上げ」の工程を繰り返しますが、ダナーライトはワークブーツなのでいったんここで終了。

両足ともに艶出し完了です。

最後にヒモを通してピカピカのブーツの完成です。

まとめ ダナーライトでも定期的なクリーニングが必要

ケア前とケア後を比較してみると、色が濃くなり、ツヤが出ている感じもわかると思います。

ケア前とケア後の比較

10年も20年も使用可能なダナーライト。

手入れ次第でその寿命は短くも長くもなります。

せっかく手に入れた大事なブーツです。定期的な手入れで長く楽しみましょう。

ケアグッズまとめ (定期ケア用必需品)

シューツリー(履きジワ伸ばし用)

馬毛ブラシ(ホコリ除去用)

ステインリムーバー(古いクリーム除去用)

ケアクリーム(革の栄養補給用)

ポリッシングクロス(艶出し仕上げ用)

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